環境への取り組み

 阪急バスでは、事業活動に伴う環境負荷を低減するさまざまな活動に取り組んでいます。
 省エネ活動や気候変動の対応をはじめ、2008年12月に近畿の民間バス事業者として初めて廃食用油をリサイクルしたバイオディーゼル燃料100%バスを運行するなど、お客様、地域住民、自治体と一体となって環境施策の取組みを続けております。
 さらに、2030 年に向けて国連加盟国が合意した SDGs(持続可能な開発目標)に関する取り組みを進め、CO2排出量削減についても、阪急阪神ホールディングスグループ「サステナビリティ宣言」に掲げる目標値 46%削減(2030 年度目標 2013 年度比)達成に努めてまいります。

 

 

当社のCO2排出要因

当社で排出するCO2のほとんどはバス運行に伴う化石燃料(軽油)の燃焼によるものです。

今後は動力源を内燃機関からモーター駆動に変更することなどをはじめ、環境負荷低減に向けた様々な取り組みを進めてまいります。

具体的な取組内容

EVバスの導入

 2021年10月から大阪大学学内連絡バスとして2両導入し、運行を開始しました。
 現在千里営業所管轄路線で2両、茨木営業所管轄路線で8両、猪名川営業所管轄路線で4両運行しております。


(EVバスの特徴)

①環境にやさしい

EVバスは走行中にCO2などの排気ガスが出ないので、ゼロエミッションな乗り物です。


②快適な乗り心地

EVバスはモーターで駆動することから、ディーゼル車特有のギアショックがなく、低騒音、低振動で快適な乗り心地です。


③災害時の対応

災害等により停電が発生した場合、バスに搭載する大型蓄電池から事務所で保有する照明器具、通信機器などの電気を供給することができます。


ハイブリッドバス

ハイブリッドバスは当社で22両(2022年7月末現在)導入されています。いずれも「パラレル・ハイブリッド方式」と呼ばれるもので、通常走行時はエンジンで走行(同時にバッテリーへの充電を行なう)し、発進時や加速時などにモーターがアシストします。
減速時にはモーターを発電機として利用した回生ブレーキ機能を持ち、発進時や加速時などの大パワーが必要な場面でモーターがエンジンをサポートします。
この方式は、電気動力は内燃機関駆動のアシストの位置づけであり、加減速の繰り返しが多い走行モードで効果が大きくなります。



尿素SCR(SCR:Selective Catalytic Reduction(選択式還元触媒))

ディーゼルバスから排出される排気ガスには窒素酸化物(NOx)が含まれています。これを浄化するシステムが尿素SCRです。
添加ノズルより無害なAdBlue(尿素水)をマフラー内へ噴射し、排気の熱による加水分解から生成されたアンモニアを還元剤として、排気ガス中の窒素酸化物を浄化します。


「環境おでかけ割」制度

マイカー利用を抑制し、バス利用を促進することを目的に、土曜日、日曜日・祝日に通勤定期券をご利用のお客様のご同伴の家族の方は大人100円、小児無料でご乗車いただける制度です。

⇒詳しくはこちら


 運輸部門におけるCO2排出量

自家用乗用車は、お出かけや送り迎えなど、便利な乗り物ですが、運輸部門におけるCO2(二酸化炭素)排出量のおよそ半分を占めています。
運輸部門のCO2排出量を減らすには自家用乗用車から排出されるCO2を減らすことが不可欠です。


このグラフは一人が1km移動するときに排出されるCO2排出量です。
電車やバスは一度に多くの人が乗れるので、一人あたりのCO2排出量が少なくてすみます。
おでかけの際に、自家用車をやめてバスを使うと一人当たりのCO2排出量は約60%削減できます。

休日にご家族でおでかけの際は、安くて環境に優しい「環境おでかけ割」制度をぜひご利用ください。


バイオディーゼル発電機

2020年12月10日より大阪営業所(現:阪急観光バス大阪営業所)において、阪急バス社員食堂および阪急阪神不動産(株)が分譲するマンション入居者他から集めた使用済み食用油を精製したバイオディーゼル燃料(BDF)で稼働する発電機を導入しました。
持続可能な社会の実現に向け、平常時は営業所に供給される電力の一部に充当し、使用済食用油のリサイクル推進とCO2排出を抑制します。また、停電時はオフグリッド(自立運行)による事業継続計画(BCP)の一環として、営業所設備の一部に電力を供給します。

バイオディーゼル燃料とは

動植物などから生まれた生物資源の総称バイオマスエネルギーの一つであり、菜種油や使用済み食用油などから作られるディーゼルエンジン用燃料の総称です。

バイオマスエネルギーは、「植物の成長過程で吸収する二酸化炭素量=燃焼によって発生する二酸化炭素量」とされるため、二酸化炭素の排出量は実質ゼロカウントとなります。(カーボンサイクル)
また酸性雨の原因となる硫黄酸化物(SOⅩ)は 発生せず、大気汚染、水質汚染を防止するといった特徴があります。

グリーン経営認証の取得

当社では、環境保全活動に関する認証制度「グリーン経営認証」を2営業所(伊丹・石橋)で取得しています。
同認証は、バス・タクシー事業者に関して2004年4月より開始され、近畿の乗合バス事業者においては当社が初めて取得したものです。
なお、上記2営業所は初度登録から10年連続して認証登録されたことから、いずれも「永年登録事業所」として表彰を受けております。

  • グリーン経営認証とは
  • 国土交通省の外郭団体である「交通エコロジー・モビリティ財団」が作成したグリーン経営推進マニュアルに基づき、継続的かつ計画的に環境保全活動を実施するものであり、環境保全活動が一定レベルに達し、審査に合格した事業者に対して「認証」が与えられます。


    省エネ機器の導入

    本社事務所は、外気を室内に送り込む「外調機」を設置することで空調の負荷低減を図るとともに、照明のLED化を実施し、電気使用量の削減に努めています。


    本社事務所周辺道路並びに近隣停留所の美化活動

    地域の環境美化のため、毎月第1・第3金曜日に社員有志による美化活動を実施しています。
    この活動は阪急阪神ホールディングスグループが推進する社会貢献活動「阪急阪神未来のゆめ・まちプロジェクト」の認定を受けて活動を行っております。


    グループ各社の取組み

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