環境への取り組み

 当社では、環境への取り組みを企業活動の根幹として1999年4月、企業理念「ひととまちに優しい阪急バス」、2007年10月には「環境宣言」を制定しました。
 また、理念制定と同時に環境委員会を設置しました。環境委員会は社長を委員長とし、常勤役員、各室部長及び関係会社の社長で構成されており、定例的に活動の報告、発表を行っています。

エコドライブ啓発のための施策

 2008年4月より安全運転訓練車を使ったエコドライブ教習を実施しております。この車は車内にメスシリンダーを設置しており、燃料の消費が目で見て分かる仕組みになっていることから安全運転に加え、実際にエコ教習を受講した営業所は燃費改善効果が現れるという結果が出ております。


  • メスシリンダーによる
    燃費の「見える化」

  • 安全運転訓練車

  • エコ教習

 併せて、運行記録計器(デジタルタコグラフ)も順次導入しております。これにより、急発進、急加速、アイドリング等の運転記録がタイムリーかつ公平に評価され、具体的で適切な指導が可能となりました。運転手の間でも誰よりも高評価、高得点を目指すという意識も芽生え、安全運転に加えて、低燃費運転、コスト削減効果にも繋がっております。 加えて、2008年からは営業所単位の燃費を算出し、前年同月と比較しての燃費改善率を競う「エコドライブコンテスト」を6月、11月の年2回実施し、改善率の上位営業所の表彰を行っております。

バイオディーゼル燃料の導入

 廃食用油のリサイクル推進とCO2排出の抑制を目的として、2008年12月16日より近畿の民間バス事業者として初めてバイオディーゼル燃料を100%使用したバスを豊中病院線において平日のみ運行しています。
 また、2010年3月14日からは日本初の「カーボン・ニュートラル・ステーション」である阪急電鉄摂津市駅の開業日に合わせ、グループ一体となった環境の取り組みの一環として、同駅を通る吹田摂津線において新たに1両運行を開始しました。なお、バイオディーゼル燃料の原料となる廃食用油は当社社員食堂や阪急阪神第一ホテルグループの一部ホテル、惣菜店舗、工場などから回収されています。
 さらに2010年10月12日からは、大阪府池田市内の小学校や給食センターで集められた使用済み食用油を利用したバイオディーゼル燃料を池田市内線を運行する車両1両に使用し、市民・自治体とバス事業者が連携して環境施策に取り組んでいます。
 2011年9月5日からは、阪急不動産株式会社が新規に分譲するジオシリーズマンションの入居者から集めた使用済み食用油を利用したバイオディーゼル燃料100%バスを、茨木美穂が丘線で運行しています。


  • 石橋営業所車両

  • 摂津市環境
    啓発看板

  • 茨木営業所車両

 バイオディーゼル燃料は植物性であるため、化石燃料と異なり大気中の二酸化炭素を新たに増やさない資源循環型の新燃料です。また酸性雨の原因となる硫黄酸化物(SOx)は発生しません。バイオディーゼル燃料の燃焼により排出された二酸化炭素は、本来大気中にあったものを大気に戻しているという考え(カーボンニュートラル)から、年間47t-CO2のCO2削減効果を見込んでいます。また、バスの外観にはラッピングを施し、車内にはポスターを掲出するなど、お客様だけでなく沿線の皆様にも当社の取り組みを知っていただく契機としています。さらに地域の環境学習、環境イベントへの参加により、沿線外の方や普段バスをご利用されない方にも当社の環境への取り組みを理解していただく機会を設けています。
 なお、この活動は阪急阪神グループの社会貢献活動「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」の一環として行っているものです。


  • 環境学習

  • イベントへの参加

  • 私たちは、未来へつなぐ
    「環境づくり」と「人づくり」に貢献します。
    協力:阪急阪神ホールディングス

グリーン経営認証を取得

 当社では、環境保全活動に関する認証制度「グリーン経営認証」を2005年9月の豊中営業所をはじめ、全部で6営業所で取得しています。
 これは国土交通省の外郭団体である「交通エコロジー・モビリティ財団」が作成したグリーン経営推進マニュアルに基づき、継続的かつ計画的に環境保全活動を実施するものであり、環境保全活動が一定レベルに達し、審査に合格した事業者に対して「認証」が与えられます。
 同認証は、バス・タクシー事業者に関して2004年4月より開始され、近畿の乗合バス事業者においては当社が初めて取得したものです。

制度面における施策

 2001年4月に、マイカー利用を抑制し、バス利用を促進することを目的に、土曜、日祝日のご利用金額の割引を開始しました。(全営業所対象)

ハード面における施策

阪急バス環境対策車保有台数(2014年3月末現在)

種別 ハイブリッドバス アイドリングストップ
&スタートバス
CNG
バス
バイオ
ディーゼルバス
尿素車
台数 21 801 16 4 257

バス走行環境改善の取り組み

 モータリゼーションの進展に起因する違法駐車や交通渋滞等の交通問題は、バスなど公共交通機関の運行に大きな影響を及ぼし、利用者の減少を引き起こしています。阪急バスでは、平成13年4月より国土交通省、兵庫県、川西市、猪名川町、兵庫県警察本部、川西警察署などのご協力を得て都市計画道路「川西猪名川線」にPTPS(公共車両優先システム)を導入いたしました。